島根大学医学部(2012年卒)
婦人科腫瘍学
日本産科婦人科学会 専門医
日本がん治療認定医機構 治療認定医
徳島県吉野川市出身、2012年島根大学卒の乾宏彰です。
私は学生時代に産婦人科の実習を受けた際、腫瘍・周産期・不妊・ヘルスケアと診療内容が多岐にわたり一つの診療科で外科系要素と内科系要素を有していた点、早くから執刀できるチャンスをもらえる点を魅力に感じ、もともと外科系志望であったこともあって学生のうちに産婦人科医になろうと決心しました。徳島大学病院の産婦人科プログラムを選択して初期研修をスタートし、その流れで徳島大学の産科婦人科学教室に入局しました。初期研修1年目の最終月から2年目を通年で徳島大学の産婦人科で研修しましたが、上司の先生方の厚意で後期研修医の先生と同じ扱いでバリバリ研鑽を積ませて頂き、とても楽しくやりがいを持ちながら日々を過ごしていたことを今でも覚えています。
後期研修も引き続き徳島大学で行った後、愛媛県の四国中央病院や徳島赤十字病院での勤務を経て、2021年4月~2023年3月までの2年間、岩佐教授をはじめ医局の先生方のご厚意に預かり、婦人科腫瘍に特化した修練を積むために国内留学しておりました。
留学先は日本で初めて公式な包括的がんセンターを標榜した施設であり婦人科癌の手術件数が全国3位(2019年度)の実績を誇る埼玉医科大学国際医療センターで、2023年4月より徳島大学に戻って参りました。
全国有数のがんのハイボリュームセンターにおいて、手術手技に加えて、抗癌剤治療・放射線治療の管理、終末期医療、臨床研究など多方面で豊富な経験を積むことができました。
今後は留学先で学んだことを少しでも多く徳島の産婦人科医療に還元できるよう引き続き全力で邁進していきたいと思います。
なお、精神的に行き詰ったときは、学生時代に所属していた準硬式野球部で活動していた名残(とても下手です)で、バッティングセンターで打ちまくってストレスを発散しています。