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各専門分野紹介

我々のミッションは安全で精度の高い手法を
誰にでもできるように標準化し、世に広め一般化すること。

徳島大学病院産科婦人科にある5つのチームの内のひとつ、生殖内分泌班は、体外受精を行う以前の一般不妊治療を専門に扱っています。主には月経不順の患者に排卵誘発の治療を行っています。しかし、このような排卵誘発の不妊治療は一度に複数の排卵を起こしてしまうことがあり、双子や三つ子といった多胎妊娠の可能性が高くなってしまうという側面もあるのです。特に重度の不妊症の方の場合、複数の排卵になる可能性は高く、確実に単一排卵となるようコントロールするのは非常に難しいことです。だからこそ、我々生殖内分泌班のミッションは、安全で精度の高い排卵誘発治療の手法を誰にでもできるように標準化し、世に広め一般化すること。かつて考案した『FSH低用量漸増療法』もそのひとつです。

医師の使命とは、研究を重ね医療の発展に貢献すること。

患者によって不妊症の程度は異なるため、一般不妊治療は非常に複雑なものになります。そのため、我々は新しい手法を開発し、複雑で難しかったこれまでの不妊治療を改善すべく、日々研究を重ねているのです。そのひとつに、ラットやマウスを用いた動物実験があります。通常、脳の視床下部と下垂体、そして卵巣の3つが連携して正常な卵巣機能が保たれています。つまり、これらの連携に何らかの不調があれば月経不順になるわけです。連携に不調をきたす主な原因としては、過度なダイエットやストレス、激しいスポーツなどがあると言われていますが、これらの要因が視床下部や下垂体にどのような影響を与えているのか、動物実験により研究しています。我々のこういった研究の成果として、新たな排卵誘発の手法が生まれ、医療は発展していくのです。

一般不妊治療の分野を研究するには、徳島大学病院の産科婦人科は全国でもトップクラスの環境です。医師である以上、医療の発展に貢献することは義務であると私は考えています。そういった使命感を共有できる方の入局をお待ちしています。

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