TOP > 研修医・学生の皆様へ > 関連病院先輩医師からのメッセージ > 徳島県立中央病院

関連病院先輩医師からのメッセージ

徳島赤十字病院

専攻医の腹腔鏡手術の執刀

初期研修や産婦人科専攻医を考えている皆さんへ

徳島赤十字病院 産婦人科

徳島赤十字病院は、「断らない医療」を理念にかかげ、高度救命救急センターとして、県南のみならず徳島県全体の救急医療と地域医療支援を行っている病院です。また日本赤十字病院として災害救護活動も行っています。

初期研修

当院の研修理念は、人格を涵養し医学および医療の果たすべき社会的役割を認識しつつ、将来専門とする分野に関わらず幅広い臨床能力を身につけ、チーム医療の役割をはたし、全人的態度で医療を提供できる医師を育てることです。プログラムは研修医の希望を反映できる選択肢が多く、有意義で満足のいく研修ができます。まずは、当院を見学して指導医、専攻医、研修医達からいろんな話を聞いてもらい、当院での初期研修を受けていただきたいと思います。詳しくは、当院の初期研修パンフレット(請求先は当院ホームページ)をご覧ください。

初期研修として必要なことは、急性期疾患と救急疾患をいかに多く経験し、鑑別疾患を考え、検査の選択、そして初期治療を行える能力を習得することだと思います。それが習得できる初期臨床研修プログラムを用意しています。初期研修制度が始まって以来、毎年多くの研修医が満足してくれています。

後期研修

後期研修は自分が専門とする分野を学び始める期間です。産婦人科領域では、周産期、腫瘍、生殖内分泌医療、女性医学などにわかれますが、まずは産婦人科医の基本といえる正常分娩、吸引分娩、帝王切開を多く経験してほしいと思います。それに加えて婦人科手術も学んでいただき、産婦人科専門医を取得する基礎作りを支援します。分娩や手術はできればいいではなく、基本手技と解剖を十分理解したうえで、丁寧かつ確実な手技や手術をマスターしてほしいと思います。当院では少し口うるさい上司が優しく指導してくれます。

最近5年間の分娩件数や手術件数を別表に示しています。当院で後期研修では、正常分娩は年間150例以上、帝王切開術の執刀も多く経験できます。腹腔鏡下手術は2002年から始め2019年までに約1700件行ってきました。日本産科婦人科内視鏡学会の認定研修施設であり、腹腔鏡下手術を多く経験してもらえます。将来腹腔鏡技術認定医取得を希望されるなら、ぜひ当院で研修を受けていただければと思います。手術執刀できる症例も多く、可能なら腹腔鏡下子宮全摘術TLHを習得するまで指導する予定です。もちろん腹腔鏡下手術に関する論文の作成も支援いたします。また、当院の特徴として、子宮全摘術は、腹式(ATH)、腹腔鏡下(TLH)、腟式(VTH)の全てが学べます。TLHが脚光を浴びていますが、VTHも非常にいい手術で無くしてはいけない産婦人科医の手技と考えます。また3方法をマスターすることで骨盤内の解剖や子宮全摘の知識を深めることもできます。(写真は専攻医の腹腔鏡下手術執刀)

高齢化に伴い骨盤臓器脱POPの手術も増えています。排尿障害など女性のQOLを低下させる疾患です。腟式の子宮全摘術と前後腟壁会陰形成術を行っていますが、様々な工夫を加えた当院独自の再発率の少ない手術です。解剖に基づいた剥離操作を十分学んでいただけると確信しています。

症例 年次推移(別表)

2015年 2016年 2017年 2018年 2019年
分娩件数 734 702 592 602 598
帝王切開術 131 167 118 121 133
腹腔鏡下手術 141 154 155 136 141
子宮鏡下手術 56 47 57 59 45
腹腔鏡下子宮全摘術TLH 45 67 57 60 63
腹式子宮全摘術ATH 35 17 27 19 11
腟式子宮全摘術VTH 19 15 16 18 13
骨盤臓器脱手術 39 35 29 53 30
婦人科癌手術 25 19 16 26 15

ページトップへ戻る