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関連病院先輩医師からのメッセージ

つるぎ町立半田病院

1949年に開院したつるぎ町立半田病院は、徳島西部圏の二次救急を担う120床の総合病院として地域に根付いた医療をモットーに診療を行っています。当院の特筆すべき点のひとつは、県西部で唯一の分娩取り扱い施設で小児科医師が常に待機してくれていることもあり、過疎地の病院として想像できないほど周産期医療が充実していることが挙げられます。このように専門的総合病院としての機能を維持している一方、小規模病院の持つアットホームな雰囲気を兼ね備えていることが当院の強みであります。私たち産婦人科の仕事は、他科との連携、他職種との協力なくしては成り立ちませんのでチーム医療は必須となります。またチームで活動することにより、ひとりの患者を中心に様々な職種が自分たちのできることを最大限提供することで、一層心のこもった医療、患者様の立場に立った医療を提供することが可能となります。当院は、one for all all for oneを実践するに丁度よい規模の病院なのです。

出産は女性の人生における大きなライフイベントであり、みんなを笑顔にする一大慶事です。その場に立ち会える喜びを分かち合いたくて産婦人科医を選択したひとも多いようです。今日の産婦人科はさらに、女性が生まれてから生殖年齢に達して妊娠出産を経験、その後更年期・老年期を迎えるという女性の一生涯をサポートする診療科(女性内科)としても位置づけられるようになってきています。当院は自治医科大学地域医療後期研修プログラムの地域研修機関や日本プライマリー・ケア連合会の家庭医療後期研修プログラムの研修病院として、独自の地域医療研修プログラムを作成し総合診療にも注力しています。ここで培われたノウハウが総合診療医としての技量を併せ持った産婦人科医の育成にも役立つと確信しています。なお徳島県が策定したキャリア形成プログラムにおいては、地域特別枠医師基本ローテーションに繰り込まれている三群病院の中で、当院だけが唯一産婦人科研修可能な病院です。

当院は2019度の分娩数約360件(帝王切開数約60件)、婦人科手術件数約150件県西部を支える要の施設で、腟式手術、腹腔鏡下手術などの低侵襲手術も数多く行っています。また、産婦人科で手術麻酔の管理や無痛分娩も行っていますので麻酔に関する技能を習得したい専攻医にも定評があります。産婦人科領域以外の幅広い知識が要求されることもあります。そのような時にも医局の規模が小さい分他科との垣根がなくストレスなく相談することが可能です。一人で悩ませておくことは絶対にない雰囲気のよい病院です。一方で近隣の人々が安心して気軽に受診できる病院でもあり、典型的な症例がウォークインで受診することが多く、産婦人科専門医としてのキャリアを築く礎(プライマリ・ケア)を学ぶに最高の環境が整っています。当院の研修プログラムは少しゆるめですが、徐々に段階を踏んで新しいことを実践で習得してもらい、いつの間にか臨床能力がついていくような工夫が施されています。アットホームな雰囲気のつるぎ町立半田病院で、皆さんの産婦人科医としての礎を構築していってください。

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